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ある日不気味な夢を見ました。内容は「お姉ちゃん、お姉ちゃん・・・」と真っ黒で傷だらけの男の子が私を追いかけてくるというそんな夢でした。しかも2回も見ました。
その事を職場の友人に話すと、
「2回も同じ夢?何かのメッセージじゃない?見てくれる所、紹介してあげようか?」
と言われました。そして友人はそこでお祓いや供養をしてもらった事を話してくれました。このままでは気味が悪いし、ちょっと見てもらおうかなという軽い気持ちで行ってみる事にしました。
鑑定結果は、水子さんが成仏出来ずに私にその事を訴えてきているとの事でした。そして成仏していない水子さんはお腹を空かせて成長できずに、苦しい思いをしているという事も聞きました。イメージが夢の男の子とかぶりました。供養をお願いするかを聞かれたときに、突然の出来事で心が動揺していたので、
「少し考えさせて下さい。」
とその日は供養をお願いしないで帰る事にしました。
自分には水子さんはいないので、帰って母に聞いてみたところ、
「実はね、流産した事があるの。でも何で?」
と言われビックリし過ぎて
「なんでもない。」
と答えました。
それから、1週間ぐらいした時に、また夢の中に男の子が出てきて、「お姉ちゃん・・・」と泣いていました。その日、会社へ行き友人に、供養をお願いする事に決めた、と話をしました。もしこの子が本当に私の弟で、私を頼って来ているなら・・・、真っ黒な状態で本当に苦しんでいたら・・・と考えると、おいしいものを食べて、母からの愛情をもらって来た私は、弟の為に出来る事は何だろう?と考えた結果でした。
供養当日、弟は成長できずに3歳ぐらいの状態でいる事を聞かされ、夢で自分の存在を一生懸命に伝えてきた事を教えてもらいました。そして、
「最初は、苦しいから助けてもらいたいって思った。お姉ちゃんがずっと羨ましかった。何で僕だけ苦しいの?って思ってた。でもずっとお姉ちゃんを見ていて、だんだん僕がお姉ちゃんを守ってあげたいって思うようになったんだ。だから、夢で一生懸命、僕はここにいるよって教えたんだよ!お姉ちゃんとずっと一緒にいたいよー。」
と言われ、私は思わず涙があふれてきました。こんなに私の事を思ってくれているんだ、私の悩んでいる姿とかも見ていたんだ。と思うと、目には見えないけど、なんだか目の前にいるような気がして腕や胸の辺りが温かくなって、心まで温かくなりました。他にも会社での自分の行動や、家族への接し方など、いろいろアドバイスをしてくれました。
供養して、しばらく経ってから、また男の子の夢を見ました。夢では私も幼くなっていて、男の子と一緒に公園のような所で遊んでいました。目が覚めた時に、弟だ!と思いました。きっともう苦しくないよ、いつもお姉ちゃんと一緒だよ、って言いたかったんだと思いました。供養をしてみて、こんなかけがえのない弟を見捨てないで良かったと、心の底から思いました。私にとって大事な家族となった弟の本当のお葬式だったんだな、と思うとためらった自分が申し訳なくもなりました。
これからは弟を大切にしていきます。弟の分も私が幸せにならなくては!と思っています。