ホーム > 仏心
死後四十九日目にたどり着くのが、三途の川の手前です。ほとんどの方は渡る事が出来ますが、中には、渡れない方・自ら渡らない方・渡してもらえない方がいます。
渡れない方というのは、水子さん・自殺・他殺・事故で亡くなった方です。この方々のように、与えられた寿命を全うする事が出来なければ、三途の川を渡りたくても渡る事は出来ません。
この方々は、《苦しみもがきの世界》へ行きます。
自ら渡らない方というのは、この世に強い未練を残していたり、自分が死んだ事に納得できていない方のことです。
この方々は、自ら三途の川を渡りません。
渡してもらえない方というのは、人を殺めたり、苦しめたりしたにも関わらず、反省の心が全くない方です。
この方々は、三途の川を渡してもらえません。
この“自ら渡らない方”や“渡してもらえない方”は《怨念の世界》へ行きます。
このように、誰しも亡くなってすぐに三途の川を渡れる訳ではないのです。
寿命を全うし、納得された方は川を渡っていきます。
しかし、人は三途の川を渡ってすぐに成仏できる訳ではありません。
ここから“仏に成る”為の修行が始まります。