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人は死後、必ず三途の川に辿り着きます。
多くの方が“三途の川を渡ると成仏できる”と、思い描いてきたと思います。
しかし、三途の川を渡ってもすぐに成仏できる訳ではないのです。
成仏とは字の如く、仏に成るということです。人は死後、仏になる為に必要な五つの裁きを受けなければなりません。それは、生前どのような心を持ち、どのような行いをしてきたかという事についてです。
ここで問われる五つの裁きとは、
我の門
自己中心的な考えを人に押し付ける事をしてこなかったか
徳の門
見返りを求めず、損得のない心で人に感謝される生き方をしてきたか
欲の門
人の心を考えず、自分の心の欲だけで生きてこなかったか
心の門
恨み・妬みの心を持たずに生きてきたか
因縁の門
人の命や心を傷付けたり、人に迷惑をかけて苦しめる事をしてこなかったか
という事についてです。
生前の心や行いにおいて、この修行を達成できなかった方は、五つの門で厳しい修行を課せられます。一つひとつが達成できるまで何十年でもその門を通る事が出来ません。そこでは、地位も権力もお金も情も一切通用せず、生前の心と行いだけが問いただされます。
この五つの門を達成された方のみが、成仏し、家族や子孫を守る事が出来るのです。