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この世の中には目に見える私達“人”の世界と、ご先祖様方が暮らす、目には見えない“死後の世界”が存在します。
人間の肉体には寿命があり、人は必ず死を迎えます。
しかし、《死=無》ではないのです。“死”とは、肉体と魂が分離する現象であり、魂はその後も生き続けます。
魂が死後49日目に辿り着く場所が、三途の川の手前です。ほとんどの方が三途の川を渡りますが、中には渡れない方もいます。
それは、与えられた寿命を途中で終えてしまった方です。自殺・他殺・事故死・水子さん(中絶や流産、幼少に亡くなった子ども)などがそうです。この方々は、息も出来ない苦しみの世界で、自分の存在を家族や子孫に必死に訴え続けています。
この状態が家系の“因縁”となり、色々な形となって生きている家族の身にふりかかってきます。魂の世界にいるご先祖様が苦しい状態であれば、それは家族の悩み・苦しみのもとである“因縁”となるのです。
この“因縁”を絶つには、家系の歴史を振り返り、苦しんでいるご先祖様の存在に気づく事が大切です。そして、苦しみの中から神様のお力をお借りしてご先祖様を救い上げていただく事が、私達の悩み・苦しみを取り除くことに繋がります。
これが本当の供養なのです。